ちいたんフィーチャー Go! 大洗

ちいたんオススメの地域を、紹介する「ちいたん・フィーチャー」今回は、大洗町を紹介。そのディープな魅力と、楽しみ方をお伝えします。

海防陣屋と言われる古墳から大洗町を望む

大洗町は、茨城県の海岸線のほぼ真ん中に位置する港町。
茨城県内有数の観光地。

漁業と農業が盛んで、
アンコウ、しらす、ホッキ貝、
干し芋などが有名。

1954年11月3日
磯浜町と大貫町が合併して大洗町が誕生
以後近隣町を合併して
面積23.74平方キロメートル
人口17,000人 (H28年10月1日現在)
2011年3月11日
東日本大震災で被災
津波被害や風評被害を受ける
2012年10月〜
アニメ「ガールズ アンド パンツァー」
通称「ガルパン」の舞台になる
聖地巡礼者が多く訪れるようになり
観光庁の第一回「今しかできない旅がある」奨励賞受賞
テレビ放送終了後も所謂巡礼者は増え続けている
2016年11月劇場版公開
さらには2017年12月より公開予定の
最終章で盛り上がり続ける

イベントカレンダー
(2017年度 大洗町商工観光課HPより)

6月11日
大洗魚市場ホッキまつり
7月17日
大洗観光協会長杯ヨットレース
7月29日30日
ジャパンビーチバレーボールツアー2017第五戦大洗大会&第28回ビーチバレーin大洗
7月29日
大洗海上花火大会
8月6日
盆踊りの夕べ
8月11日
全日本ビーチレスリング選手権大会
8月19日20日
大洗八朔祭
8月26日27日
第11回茨城ビルフィッシュトーナメント&海の感謝祭2017
9月9日10日
OARAI CUP サーフィン&ボディボード
10月5日〜8日
ISU茨城サーフィンクラシック
10月7日
月見の会
10月29日
大洗しらす祭
11月3日
大洗商工会感謝祭
11月18日
大洗舞祭
11月19日
大洗あんこう祭
3月18日
大洗春祭り海楽フェスタ
これ以外にも、商店街単位でイベントが多数開催されます。

注意点

公共交通機関が、水戸から鹿島臨海鉄道・茨城交通のバス・タクシーに限られるため、あんこう祭、海楽フェスタの際には、思いの外アクセスに時間がかかります。(町民17000人に対し、あんこう祭来場者数13万人!?)
道も大渋滞する為、自家用車での入洗(大洗に行くことをこう称したり、帰還と称したりします)は、時間に余裕を持って行くことをオススメします。乗り合いなども推奨です。

街のあちらこちらにキャラクターのパネルが飾られていて、そのパネルのキャラクターはまるで看板娘のように大切にされてます

初めて大洗に行った時に、お店がお休みだった為に撮影しないで帰ろうとしたら、そこのお店のご主人に
「こらこら横浜からせっかくきたのに、うちの〇〇(キャラクターの名前)に逢わずに帰るのか?」と怒られました

ガルパンのキャラクターの誕生日には誕生会も開催され、平日でも5〜600人、土日に重なると1000人越えの来場者が見込まれます。
2016年の様子
2017年の様子

大洗と田舎と私

小学生の頃、『田舎』がある友達が羨ましかった。
父方の祖父母と同居だったので、毎日帰る家がまさに『田舎』そのもの。 母方の実家も同じ横浜市内で、『田舎』に帰省するという事を、とても羨ましく思っていた。

小学5年の夏休みに、従兄弟の『田舎』の秋田に2週間ほどお世話になった。 辺り一面に広がる水田、素手で簡単に捕まえられるアマガエル。 採れたてのトマトを井戸水で冷やし、収穫しそびれ巨大化したキュウリの大きさを競う。 スイカ畑でカブトムシを拾い、夜には曇っていると勘違いする程の天の川を見上げる。 そこには私が思い描いていた、『田舎』があった。

残念ながらその後秋田に連れて行ってもらうことはなかったけど、確かにあの日、私は『田舎』を満喫した。
去年の秋、ふと思い立ち茨城県の大洗に友人を誘って出かけた。
私の目的はアニメのキャラクターのパネル巡り。 アニメの作品名は、ガールズ&パンツァー 通称『ガルパン』 大洗を舞台に架空の戦車道の試合に励む女子高生たちが主人公のアニメだ。 大洗はこの『ガルパン』とうまく、共存共栄して町おこしに成功している町だ。
友人のツボは心得ている。 美味しい海産物が食べられるし、鹿島臨海鉄道が見られるよと、半分だまくらかして連れ出した。 行きの車内で私が運転をして、ガルパンのDVDを友人に観せて予習をしてもらう。

そして到着した大洗の町。 映画で見た通りの街並み、町の商店や役場に飾られたパネルや、ファンから寄贈された色とりどりの色紙などを見て回る。 美味しいを食べて、美しい景色を楽しんだ。
それだけならば通うことにはならなかっただろう。 商店街の方々との話はとても興味深く、大洗の町を歩くいわゆる巡礼者との話も盛り上がった。 帰りの車内でガルパンを友人に復習をしてもらいながら、私自身も大洗での体験を思い返してみる。 美味しい食べ物。美しい景色。 そして話好きのおじさん。おばさん。
昔子ども心に求めていた『田舎』の要素が満載だった。

『大洗はいいぞ。』コレが私が大洗に通う理由。

ちなみにあの時一緒に行った友人も、劇場と大洗の町通う様になり、劇場版に関しては私よりも、はるかに詳しく(H29年9末日現在36回鑑賞)なった事を謹んでご報告するとともに、今日のところはこれにて失礼いたしまする。
後上

大洗のスポット